この記事では、コミュ障の私がゲームイベントに行ってきたレポートをしています。
主にイベントの雰囲気を伝えるためのレポートです。私と同じように行ってみたいけど不安、という方のためにまとめています。
今回参加したのは「東京ゲームダンジョン2」です。去年に続き、2回目となるこのイベントは、主催者がゲーム開発者でもある、インディゲームの展示会です。
「ゲームイベント行ってみたいけど、不安だな…」
という方の参考になると嬉しいです。
【体験談】コミュ障のゲームイベント参加レポート~東京ゲームダンジョン2
「東京ゲームダンジョン2」とは?
東京ゲームダンジョン(Twitter:@TG_Dungeon)
引用元:東京ゲームダンジョン
「東京ゲームダンジョン」は、個人や小規模チームが制作するデジタルゲームの展示会です。2022年8月に続き、2回目になります。東京・浜松町 産業貿易センターでの開催です。
どんな人におすすめなのか?というと、開発者向けに「締め切りが欲しい人」「フィードバックが欲しい人」「刺激を受けたい人」とHPに書いてあります。
主催者の岩崎さん(Twitter:@iwski)は趣味でスマホ向けゲームを作っているということで、開発者に寄り添ったイベントになっています。
出展ゲームは170以上。入場料は750円でした。
体験レポート【前日まで】
ここからは体験レポートですが、まずコミュ障として何が困っていたのかを振り返っていきます。
実際に当日参加してみて、心配していたことがどうなったのか比較していきます。
心配ごと
参加者が自分と反対っぽいから抵抗がある
ゲームに興味がある層は全体的には、若い男性が多いと思います。このブログの解析を見てもそうです。
そして、私は「若い男性」とは真逆の層です。「いくつなの?」と思ってもそこはお察しください。そんな私がイベント会場に行ってawayにならないはずがないと思いました。
手汗かいたらどうしよう
普段から、高い所に登るゲームや、緊張感のあるゲームをしていると、コントローラーを持つ手が汗でびっしょりになります。
「そんな事がイベントで起こったらどうしよう」という不安がありました。その緊張がまた手汗を呼ぶような気もしてさらに不安になっていました。
人前で操作をするのが緊張する
人前でこまかい作業をするのが苦手です。それをしなければいけないイベントなので、うまくできるか不安でした。
日頃からゲームもうまいわけではないので、ゲーム自体もちゃんとプレイできるのか不安でした。
開発者ばかりだったらどうしよう
このイベントは、主催者がゲーム開発者ということもあって、開発者目線での発信をよく目にしました。
なので、「開発の勉強もしたことのない自分が行っていいのだろうか」と不安でした。
目的
ここまで不安だったことをまとめてきましたが「これだけ不安だったら行かなくていいのでは?」と思う方がいるかもしれません。私自信も少しそう思いました。
最終的に行動に移したのは「気になるから行きたい」という思いです。知らないから知りたいし、どんなに考えても行かなければわからないと思いました。
慣れている方は「楽しそう!」ということで行くのだと思いますが、私の場合は楽しむほどの余裕は持てそうにないので、まずは行って状況を体験することを目的にしました。
事前にやったこと
事前情報を入念にチェック
このイベントでは会場の雰囲気がわかるゲームが開発されていました。
東京ゲームダンジョン2ウォークスルー – unityroom
さすが開発者が集まるイベント!なんでもゲームになるんですね。WASDで移動したり、マウス左ドラッグで見回したりできます。
平面のマップを見るより、かなり雰囲気がつかめて助かりました。
見るゲームを決める
出展ゲーム一覧はHPに掲載されており、170以上のゲームがあります。
私はPCでしかゲームをしないので、PCゲームを中心に気になるタイトルをピックアップして、タイトルと場所をメモしておきました。
チェックしたいゲームは20個になりました。
前売り券を買う
直前に「やっぱりやめよう…」とならないように、前売り券を買いました。私は自分に甘いし、家でゲームをやってる方が気が楽ですが、それだと経験や知識も増えません。…と自分に言い聞かすためです。
前売り券を買っておくと、入場もスムーズなはずです。
体験レポート【当日】
さて、入念な準備を終え、当日になりました。
心配していた雨がやみ、厳しい寒さが少し和らいだ、くもりの日曜日です。
12時の開場前に着く予定でしたが、少し遅れてしまいました。
浜松町北口を出て、Google Mapを見ると直進5分です。
方向音痴なので近いのはありがたいです。
歩いていると、同じ方向に歩く人が多くいて「みんなはどこに行くんだろう」と思っていましたが、同じビルに向かう人もいて、すでに緊張し始めました。
2階の会場入り口に着きました。
受付で体温チェック、手の消毒を済ませてから、前売り券を買った時に発行されたQRコードをスマホで見せると、それを読み取ってもらい受付は完了しました。
会場のMAPとステッカーをもらい、入場。
入場すると、すでにたくさんのお客さんが入っていました。
たくさん人はいましたが、移動はスムーズにできました。私が行った時は、試遊しているブースもありましたが、ほとんどのところはすぐに試遊できるくらいの混み具合です。
小規模または個人の開発ゲーム、ということでしたが、ポスターやチラシがしっかり作られていて、ゲームによってはグッズを販売しているブースもありました。
「個人でもここまでできるんだなぁ」と驚きました。
ではさっそく試遊をしていきたいので、事前にメモして一番見たかったブースへ行ってみることにします。
ブースは、入口を入って左からA列、B列・・・と続き、J列まで、そして奥の方にZ列があります。
入口でもらったMAPと会場を見比べて目的地に着くと、すでに試遊をしている人がいます。
「やっぱり面白そう」
試遊席はもうひとつ空いていましたが、また来ることにしました。
次に、二番目に見たかったゲームのブースに向かいました。
目的地に着くと、何も置いておらず、今日は欠席のようでした。残念。
あとは端から見ていき、事前にメモしたブースのところで試遊させてもらおうと左端のA列から見ることにしました。
A列での気になるゲームはふたつ。
ブースを遠目から見て「完成度が高いな~」「ちょっと遊んでみたいな~」と思いつつ、次の列へ。
次の列でも「ここのモニター大きいな~」「そうやって動くんだ~」と遠目で思いながら移動。
そうこうしているうちに、最後の列まで見終わりました。
ひとつも試遊していません。
声をかけて試遊させてもらえばいいのですが、最初の1歩が出ず、情けなくて帰りたい気分になりました。
「どうしよう、声かけなきゃ…」と考えながらトボトボ歩いていると、
「遊んでみませんか?」
と声をかけられました。
「はい、遊びます!」
と救いの声に飛びつく勢いで試遊席のパイプイスに座りました。
このブースでは、すでにリリースされているスマホゲームの展示をしていました。かなり快適に遊べて、グラフィックもキレイなゲームでした。(遊ばせてもらったのはこちらの「CRAZY TRAINS」です)
うまくできない時もありましたが、アドバイスをもらってできるようになり、試遊部分は終了になりました。
最後にチラシをもらい、お礼をして席をたちました。
ここまで、どこか現実味がなくフラフラ見て回っていましたが、やっと会場と繋がって実在している感覚になりました。
これで少し勇気が出た私は、話しかけやすそうなブースで試遊させてもらいました。
Steamでリリースされているゲームや、リリース予定のゲームも試遊させてもらい、事前メモではチェックしていなかったゲームでも、試遊してみると続きが気になるゲームもありました。
いくつか遊ばせてもらい、この勢いで事前メモのブースで全部試遊したいところですが、ここまで来てもまだ、声をかけるのに躊躇することがありました。
見た時に誰も試遊していないブースや、難しそうなゲームは、声をかけるのをためらってしまいました。
そんなこともあり、事前メモの試遊はしなかったものもありましたが、自分のできることはやりきったと思い、会場を後にしました。
滞在時間は、1時間半。初めてのゲームイベントが終了しました。
体験レポート【振り返り】
ここからは、実際に行ってみてわかったことや、困ったことをまとめていきます。
参加者の年齢や性別
一番多くみかけたのは、20歳前後?の男性が友達と来ているパターンでした。東京ゲームショウなら、規模も大きいので納得できますが、インディゲームの展示会も、友達と遊びに行く場所になるのだな、とインディゲームの注目度の高さに驚きました。
他は、ほとんどが男性だった印象ですが、カップルで来ている方がいたり、女性の開発者さんがいたりしたので、女性を見かけてほっと安心することもできました。
ちなみに私は一人で参戦です。
行く前に予想した通り、若い男性が多かったわけですが、全体的に優しそうというか、緊張感がある雰囲気ではありませんでした。
手汗問題
試遊している時は幸い、手汗をかくことはなかったので、実際に困ることはありませんでした。
さらに今は、コロナ対策で試遊が終わったら除菌シートでふき取るのが決まりのようでした。そういう決まりがあれば、次の人に迷惑がかかることもありませんし、「自分で拭いた方がいいのかな」と心配しなくても良さそうです。
人前で操作するのが緊張する問題
これは予想通り、発生して困りました。
ゲームの操作はなんとかなりましたが、その前のチュートリアルの説明を読むことが難しかったです。
人が待っている状態で、初見の文章を頭に入れるとなると、落ち着かず、流し読みをしてしまって、結局何もわかってないまま「ゲームスタート!」となってしまいました。
ただ目の前には、そのゲームを開発した方がいるので、「もしかして操作がわかってない?」と気づいてくれてサポートしてもらえました。
あとはノベルゲームでテキストを読む時や、パズルゲームで考えないといけない時も頭に入ってこなかったです。
今考えると、試遊はチュートリアルとゲーム序盤をさせてもらえる流れで、一人あたり10分くらいは時間を取っているように感じました。なので、「急がないと」と考える必要もなく、試遊席に座れたら、しばらくは操作していても大丈夫なので、次回参加することがあれば、もう少し落ち着けそうな気がします。
開発者ばかりだったらどうしよう問題
遊びに来ている人はもしかしたら、ゲーム開発に興味がある人が多かったかもしれませんが、イベントとしては、途中までできているゲームの展示会をして試遊のフィードバックをもらうことも、ひとつの目的のようでした。
公式HPの「こんな人におすすめ」の欄に「フィードバックが欲しい人」とありますし、実際に試遊の後で、アンケート用のQRコードをもらったりもしました。私はゲーム開発については全く無知ですが、自分が作ったもののフィードバックをもらいたい気持ちはよくわかります。なので、プレイヤー目線で遊んでみてどうだったか感想を伝えることができれば、開発者でなくてもこのイベントに参加した意義があるのかな、と考えています。
次に、実際に参加してわかったコミュ障としての問題点をまとめていきます。
予習が活かせなかった
事前にまとめたメモの中で試遊できたゲームは、20個中1個でした。少ないですね。
会場で試遊させてもらったゲームはいろいろありますが、事前に調べた情報を活かすことはほとんどできませんでした。
今回参加したことで、試遊時間の目安や、雰囲気がわかってきたので、次回参加することがあればもう少し予習を活かせる気がします。
イベントならではのゲームを試遊すれば良かった
私は普段PCでしかゲームをしていないので、スマホや別のデバイスを使ったゲームはあまり見ていませんでした。
今考えると、普段やらないからこそ試遊して知っていく良い機会だったのかもしれません。
A4が入るバッグは必須
チラシをもらったり、クリアファイルをくれるブースもあり、A4がスッと入るバッグは必須だと思いました。
今回は、A4だとギリギリ入らないくらいのバッグで行ってしまったので、申し訳ないと思いつつチラシは半分に折って持って帰りました。
「東京ゲームダンジョン2」の評判
ここまでは私の体験談を書いてきましたが、イベントは大好評だったようです。
感想ツイートを掲載しておきます。
ゲームダンジョン楽しかった!!!
だけど面白そうなゲーム多すぎで困るw
どこかでデモ版まとめとかリンク集欲しい(>_<)
#東京ゲームダンジョン
引用元:Twitter
#東京ゲームダンジョン に
行ってきました🎮✨初開催時にお邪魔して以来
次回も絶対参加したい❣️と思っていた
イベントですෆ ̖́-楽しかったーっ.ᐟ.ᐟ
終了時間まで居たのに回り切れない程
魅力的なブースばかりでした…✨会場スタッフさま、出展者さま
楽しい時間をありがとうございました🍀
引用元:Twitter
#東京ゲームダンジョン
一般参加してきました!
いつもTwitterで見ていた作品を実際にプレイできてとても楽しかったです!
イベント初参加でしたが、また参加したいですね
引用元:Twitter
出展ゲーム情報
出展していたゲーム情報をまとめます。
出展ゲームは公式HPに掲載されています。
出展者リスト
私が気になった、Steamリリース済、リリース予定のゲームはツイートにまとめています。
#東京ゲームダンジョン に行ってきました。
コミュ障を発揮して予習したゲームがあまり見れませんでしたが、いろんな開発者さんと話せたのが良かった🙂
ゲーム作ってるってすごいですよね。
Steamに販売中、販売予定の気になるゲームをまとめます。
試遊してないのも含んでます。 pic.twitter.com/TXMsqNkjX1— あっち🍀Steam解説ブログ (@steam_beginner) January 15, 2023
こちらの動画では、前編・後編にわたって会場の様子やゲームの詳しい説明が動画でレポートされています。
イベントレポート「東京ゲームダンジョン2」 – TANOSHIIGAMES Kyle ゲーム実況チャンネル
こちらの記事では、ゲームの詳しい説明がレポートされています。
インディーズゲーム展示会「東京ゲームダンジョン2」レポート – 4Gamer
新興インディーゲーム展示会『東京ゲームダンジョン2』レポート! – 絶対SIMPLE主義
まとめ
今回は、インディゲームの展示会「東京ゲームダンジョン2」に行ってきたレポートをしてきました。
「行ってみたいけど、どんな感じなんだろう?」
と思ってる方の参考になれば嬉しいです。
コメント
楽しそうですね✨
自分は男ですが、自分もなかなか声掛けられない人間なので“心配ごと”分かります!
この記事を読んで、自分も次回は参加してみたいと思いました。
けぃし~さん、コメントありがとうございます!
やっぱり声かけられないですよね~
まずは一度体験してみるのがいいかもしれませんね。だんだん慣れていくのかもしれないし。
私はかなり不甲斐ない結果でしたが、次に行く時は少しできそうな気もしなくもないです。